■根強いファン&比較的手の届きやすい価格が支持の理由か
スバルのコンパクトカー「インプレッサ」は、現行型の6代目登場以来、好調な販売を維持しています。
2023年度ではスバルのラインナップのなかでも最量販車となっていますが、どのようなユーザーに支持されているのでしょうか。
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インプレッサは1992年の登場後、スバルのラインナップのなかでもベーシックモデルに位置する主力車種で、現行モデルは2023年4月に発表されました。従来までのスポーティさに加え、安全性能も強化しています。
6代目となった現行モデルでは、先代まで設定されていた4ドアセダン「G4」が廃止され、5ドアハッチバックボディに集約。車名も「インプレッサ スポーツ」からインプレッサに改められました。
ボディサイズは全長4475mm×全幅1780mm×全高1450-1515mmです。
エクステリアは、最新のスバル車に共通する鋭いヘッドライト形状や楔形のテールランプなどを採用しデザインを一新。スピード感のあるボディ形状や、力強さを感じさせる張り出したフェンダーなどでスポーティさを表現しました。
インテリアはシンプルでカジュアルなデザインにまとめつつ、11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイを装備し、利便性を高めています。またシートの構造や固定構造を見直したことで、長時間の運転時にもより疲れにくいシートを採用しました。
先進運転支援システム「アイサイト」は、従来比約2倍の画角に拡大された新型ステレオカメラユニットと合わせて、低速時に二輪車や歩行者を認識する広角単眼カメラを採用することで、歴代アイサイト最高の性能を実現したといいます。
パワートレインは全車水平対向4気筒エンジンにCVTを搭載し、最大出力154馬力・最大トルク193Nmを発揮する2リッターガソリンエンジンに加えて、同エンジンにモーターを組み合わせる「e-BOXER」ハイブリッドモデルを設定しました。
グレード展開はベーシックなガソリンモデル「ST」、e-BOXERを搭載する「ST-G」「ST-H」を用意。駆動方式は各グレードにFWD(前輪駆動)とAWD(全輪駆動)が設定されています。
価格(消費税込)は229万9000円から321万2000円です。
そんなインプレッサですが、2023年3月の受注開始から2024年3月末までに、1万2120台を受注。主力SUV「フォレスター」と並び、スバルの中核モデルに位置しています。
では、どのようなユーザーに支持されているのでしょうか。
スバル広報部によると、2023年3月の受注開始から2024年3月末現在までのデータでは、全体の約80%を男性が占めていると言います。
年齢層では60代がもっとも多く、次いで50代、40代/70代と続いているほか、全体の50%がスバル車からの乗り換えや増車であるとしています。
なかでも、スバル車からの乗り換えユーザーのうち60%以上がインプレッサからの乗り換えだといい、歴代のインプレッサを強く支持するユーザーが非常に多いことがうかがえます。
これは水平対向エンジンや「シンメトリカルAWD」など、スバル独自の高い走行性能に加えて、アイサイトなどの先進安全機能を採用し続けていることや、かつてWRCなどの競技で輝かしい活躍を見せたことなどが、根強いファンを獲得したとみられます。
さらに、先進運転支援機能の搭載や電動化などによって新型車の価格が大幅に上昇したなかで、FFモデルであればアイサイトなどの安全装備が備わっていながらも、230万円を切る価格設定となっていることも大きな特徴です。
こうした根強いユーザーに加えて比較的購入しやすい手頃感も合わさり、好調な販売台数を維持していると考えられます。
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みんなのコメント
欲しいオプション付けたら余裕で予算オーバーでやっぱ無理だった。